本記事では、2023年2月2日に発表があったTwitter APIの有料化についてまとめています。
2023年2月11日に情報を加筆しました。
APIってなに?
APIとは Application Programming Interfaceの略語で、ソフトウェア同士が相互連携するために必要な部品のようなもののことです。APIは、外部のアプリから特定のソフトにアクセスできるようにしてくれるので、開発者が自分のアプリケーションやサービスを構築する際に使用することができます。
例えば、TwitterのAPIを利用すると、Twitter上の情報を取得したり、Twitterにアプリ上から投稿をすることができるようになります。他にも、地図情報を取得するためのGoogle Maps API、音楽情報を取得するためのSpotify APIなど、様々なAPIが存在します。
APIが有料化するとどうなる?
Twitter APIを利用している場合、一般的に有料化によって以下のような影響が出る恐れがあります。
・コストの増加:有料化に伴って多額のAPI利用料が発生するため、ビジネスなどで利用する際のコストが増加する恐れがあります。
・利用可能なデータ量の制限:APIの利用料金に応じて、アプリ側で利用可能なデータ量が制限される恐れがあります。
・利用可能なAPIの種類の制限:有料化に伴って、一部のAPIが有料となったり、無料で利用可能なAPIの種類が制限されたりする場合があります。
上記のような影響によって、Twitter APIを利用しているアプリケーションやサービスにも影響が出る可能性があります。
どのアプリがAPIを利用しているの?
基本的にツイッター連携する際にログインと許可を必要とするものはすべてAPIを利用していると考えてもらって結構です。
下図のように、「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」と進むとAPI連携しているアプリが一覧で確認できます。
APIについての詳細情報
その後、日本時間2月11日に新しいツイッターAPIの仕様が公開されました。以下、ツイッター社より配信されたメールの翻訳文を掲載します。
ベーシックアクセス
2月13日から低価格のAPIサービスである「ベーシックアクセス」を導入します。低レベルのAPI使用およびAds APIへの完全アクセスを月額100ドル(月額約13000円・2023年2月現在)で提供します。ベーシックアクセスは、これまでのアクセスレベル(Essential、Elevated、Academic Research)に代わるものです。ベーシックアクセスへの加入方法については、月曜日にツイッター公式サイトにてご案内します。
無料アクセス(一部制限あり)
Twitter APIへの無料書き込みアクセスも継続して提供されます。ただし、認証済みユーザートークン1つにつき、月間1,500ツイートまでが上限です。現在、無料メンバーシップをご利用のお客様は2月13日に自動的に新しい無料アクセスに切り替わります。
プレミアムAPIの廃止
2月13日をもってプレミアムAPIは廃止となります。既にプレミアムAPIに加入している方は、Enterpriseアクセスに申し込むことで引き続き同等のサービスを利用することができます。
ごあいさつ
本記事は株式会社ポムスタディが作成(監修)しています。
2020年創業のWEBコンサルティング会社。MA・SFA・CRM等の各種ツールの運用も得意としており、少人数・低予算から実施できるマーケティング施策を活用したコンサルティングを行なっています。
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