MEOとは?
MEOは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略で、地図の検索エンジンに対する最適化戦略を意味します。かんたんに言うと、自分の店舗が存在するエリアで地図検索された際に、自分の店舗を上位表示させるための合法的・合理的なやり方のことです。SEO同様、特にGoogleマップでの検索対策が重要であり、海外では「ローカルSEO」と呼ばれています。
MEOに取り組むことで、WEBからの集客が見込めるようになります。またMEOに必要なコストは0円なので、自社完結できれば最も効率の良い流入元にもなりえます。加えて最近では地名を入れたワード検索をGoogleで行うと、地図が検索結果の一番上に表示されるようになっています。SEO対策でいくら頑張って1位になっても、注目されるのは0位の位置に表示されるマップの検索結果です。従来のSEO対策よりもMEO対策がより重要となってきていると言えます。
Googleビジネスプロフィール
検索時に利⽤される検索エンジンの中で最も利⽤率の高いのがGoogleです。日本国内では、PCの場合76%、スマートフォンの場合75%の人がGoogleを利⽤しています。(Mobile Search Engine Market Share in Japan - September 2020より)
つまり、あなたのビジネスに興味を持った消費者が検索を行った場合、まずGoogleでの検索にトップ表⽰される「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」を⽬にすることになります。
上記は弊社が運営している英語教室を検索した際に表示される「Googleビジネスプロフィール」ですが、常に最新の情報を掲示するようにして、口コミなど有益な情報を増やせば、自然と検索からのお問い合わせが増える結果に繋がります。
なお、Googleビジネスプロフィールの作成には住所が必須となります。登録手続きの際に入力コードを郵便で受け取る必要があるので、住所が無ければ登録ができません。マップ表示するために住所が無いとそもそも表示ができないので、住所がない場合はMEOを考えても効果がありません。
MEO対策に必要な視点
MEO対策に必要な視点は、SEO対策の視点と実は大きく変わりません。まだあなたのお店に来たことのないお客さんがどのような情報を欲していて、どのような情報であれば来たいと思えるのかを考えていくことが重要です。以下、具体的な視点を何個か挙げてみていきます。
内装や外装の写真を上げよう
初めていくお店の雰囲気が気になる方は多いのではないでしょうか。ストリートビューの機能で多くの施設の外装を確認することはできますが、店舗の内装などはストリートビューでは確認できません。
一方、Googleビジネスプロフィールでは、管理者が自分で店舗の内装や外装の写真をアップロードして見込み客に見てもらうようにすることができます。あらかじめ雰囲気を知ってもらった上でお客様に来ていただくことでミスマッチを無くすことが出来ます。魅力的な写真で見込み客にアピールするチャンスですので、まだ取り組んでいないのであれば取り組むべきポイントの一つです。
アクセス情報を多く載せよう
営業時間、所在地、ホームページのURLや電話番号などお客様がアクセスするのに必要な情報はGoogleビジネスプロフィールでも公開してあげると良いでしょう。
予約手段や連絡方法、時間帯、実際に現地にたどり着く方法は、お客様によってバラバラです。そこでできるだけたくさんの方に満足してもらえるように、Googleビジネスプロフィールには多くの情報を公開しておくのがオススメです。
ホームページが無かったり、電話番号が携帯電話だったりするだけでも怪しく感じるお客様もいらっしゃいます。問題があるのでは?と思われないためにも、しっかりと情報公開していきましょう。
口コミを充実させよう
口コミはプラスマイナスどちらの方面にも働く可能性がありますが、真面目に事業に取り組んでお客様によりそったサービス提供ができていれば、悪い口コミばかりが増えるということはないでしょう。
実際に店舗を利用したお客様からの口コミは見込み客にとって最も信用できる情報源となります。Googleビジネスプロフィールの場合、投稿者が良い口コミを書くことでのメリットはありませんから、仕組み上も信用されやすい情報となるわけです。もちろん店舗側で不正操作した口コミを掲載することは禁止されていますので、お客様に口コミをお願いできませんかというお願いを丁寧にしていくことが良い口コミを集めるための近道です。
SEO対策とのシナジー効果をねらう
冒頭でSEO対策よりも効果が見込めるのがMEO対策だと紹介しましたが、SEO対策を全くしなくて良いというわけではありません。Googleは検索エンジンとして「信頼性」「権威性」「専門性」(専門用語でEATといいます)を重視しています。
マップの上位表示を狙う場合も、その店舗が広く一般に知られていて、人気があり、専門的知識のあるお店だと判断された方が有利に働きます。当然検索エンジンが専門のGoogleですから、店舗のウェブサイトの評価も「信頼性」に関わってきます。そのためSEO対策を行うことで、MEO対策に繋げることができると考えられます。
実際に弊社で行っている事業でデータを集めたところ、「地名+業種名」で調べた時にGoogleのウェブ検索順位が1位であれば、マップ検索でも1位表示されることが多くなっていました。
SEOについては以下の記事をご覧ください。
まとめ
MEO対策がいかに重要な施策であるかご理解いただけましたでしょうか。せっかく良いサービスを提供していても、あなたの会社が世間に認知されていなければお問い合わせにも繋がりません。
まだGoogleビジネスプロフィールを利用されていない方は、無料で利用できますので、まず登録から始めてみましょう。