はじめに
本記事は株式会社ポムスタディが作成(監修)しています。
2020年創業のWEBコンサルティング会社。運用ウェブサイトの累計アクセスは計100万PV以上。運用支援SNSのフォロワーは計17万フォロワー以上。見られるウェブサイトづくり、人が集まるSNSづくりが得意な会社です。
※記事の内容には正確性を期すようにしておりますが、万が一事実と異なる掲載がございましたら、ご指摘ください。
Follow @Pom_study_corp
YouTubeの特徴
(引用:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/)
・月間アクティブユーザー(国内):7000万人(2022年10月)
・ユーザー層:10代〜50代の男女
・特性:動画配信媒体。YouTuberと呼ばれる専業者の存在。
・広告:入札単価は自由設定。世界中のユーザーをターゲットにできる。5秒でスキップできるタイプとスキップできないタイプが有る。
人気アカウントになるために
YouTubeが他のSNSと大きく異なるのは、動画のプラットフォーム化しているところです。時間の制限やサイズ制限も他のSNSと比べて極端に長く、動画の内容が面白いかどうかが人気になれるかどうかを分けるメディアです。テレビが落ち目になっている昨今、テレビに取って替わる媒体とも考えられています。
いわゆるYouTuberと呼ばれるYouTube専業で稼ぐ人もいますが、YouTubeの広告単価は1再生あたりおよそ0.1円と言われており、実際にYouTubeだけで生きていける人はかなり限られています。
良い動画を作るために企画力・発想力も必要で、さらに字幕や動画編集技術などテレビ業界で行われるような技術的な面にも長けてなければなりません。またクリックされやすいタイトルを考案するためのSEO的な知識や、魅力的なサムネイル画像を作るなど動画だけでなく画像の編集技術まで広く問われます。法人でも予算に恵まれていたり、よほど腕に自信があったりしない限りはYouTubeは新規参加ハードルの高い媒体だと言えます。
企業アカウントとして利用する方法
法人のYouTube活用方法としてまず考えられるのは、大規模法人での認知拡大に利用することです。TVCMを数多く打っているような有名企業であれば、若い層を中心にテレビから視聴者を引き抜いているYouTubeへの積極的な投資も必要です。
また、大規模でない法人でも商品の紹介動画や使い方の動画などを配信するために利用したり、企業紹介用の動画を掲載したりすることもできます。YouTubeは他のWEBページにも埋め込みができる仕様になっているので、動画を公開する際にうまく活用すると効果的です。
YouTube動画は自社作成できる?
まず結論からお伝えすると、YouTube動画の自社作成はほとんどの会社にとって困難です。
ある程度のクオリティの動画を作成しようとするのであれば、作成は専門会社でなければ難しいです。スライドを写して説明をしたり、自社商品を使う様子を撮影する程度であれば自社作成も可能ですが、クオリティの高い動画を作ろうと思えば、テロップや効果音を入れたり、動画を編集して繋げ合わせたりすることも必要です。中でも編集作業は特に時間を取られるため、仮に自社作成できたとしても最初から制作に慣れているプロチームに任せたほうが出来栄えも良くなり、制作時間も短くなります。
また自社で作成したとしてもその時間分の人件費はかかりますが、多くの場合これも初めから外部に任せたほうが安くなります。専門の業者に任せても、おおよその相場として1本1万〜10万円程度から作成できます。相場ににばらつきがあるのは、どこまで仕事を業者に任せるか、また誰に任せるかによっても金額が大きく変わるからです。企画、撮影、編集のすべてを有名クリエイターにお願いする場合は10万円でも足りないでしょう。例えば、企画と撮影は自社で担当し、残りを外注するというような工夫をすれば費用を抑えることが出来ます。
動画内容はどのようにすればよいのか?
ここまで動画作成は外注したほうが良いというお話をしてきましたが、それでもまずは自社で作りたいという方もいらっしゃるかと思います。その場合、動画内容はどのように考えて作り上げていけば良いのでしょうか?
とにかく面白い動画を作る
YouTubeの動画内容は、多くの層に観てもらいたいのであれば「面白い」ことが第一条件です。というのも、YouTubeを見る人の大部分は「なんとなく」動画を見ています。目的意識も持たずになんとなく動画を見るとき、人は面白いものに惹かれがちです。
例えば、次の2つの動画のタイトルを見て、あなたならどちらを見てみようと思うでしょうか。
・「1ミリも受けたことのない物理の授業をアフレコしてみた」
・「中1文法① be動詞」
実はどちらも実在するタイトルのもので、「1ミリも受けたことのない物理の授業をアフレコしてみた」は1000万回以上再生されています。しかし、いかにもお勉強といった内容の「中1文法① be動詞」は50回程度しか再生されていません。ちなみに後者の動画は弊社が作成しています(泣)
この例のように、YouTubeでは面白い系の動画がウケて、逆に勉強系はYouTubeとは相性が悪いとされています。たしかに誘惑だらけの中で真面目な勉強の動画を見るのは大変ですよね。
もしもあなたがバズらせることを意識しているのであれば、動画内容を詳細に企画して面白くしていきましょう。
伝えたいポイントをまとめた上で作る
YouTubeを作成する際に、ただ漫然と撮影や制作を進めてはいけません。たしかに人気YouTuberの中にはリアルタイム配信を行うなど、明らかにアドリブで話しているだけの人もいますが、それは人気が出てきたからできることです。
特に初めてYouTubeを作成する場合には、事前に伝えたいポイントをまとめて、動画の中で順序立てて伝えていくことが重要です。やってみると分かりますが、カメラを前に話すということは慣れてないとなかなかできることではありません。動画の種類によっては人物は全く登場しないということも考えられますが、それでも動画の構成はしっかりとしておく必要があるのです。
基本的な構成は「起承転結」です。
まずはじめに「紹介」や「導入」などを持ってきます(起)。次に具体的な説明を行います(承)。動画の中で一つは意外な展開を用意すると視聴者を引き寄せることができます(転)。最後に全体を振り返ってまとめて終了です(結)。
短い時間で心をつかむ
YouTubeではおおむね開始数秒で見続けられるかが決まると言われています。入りの数秒が面白くなかったり、波長が合わないなと感じられたりすると、視聴者は別の動画を見てしまうわけです。最近ではショート動画やTik tokの台頭によって、さらに短い時間で判断がされるようになってきていると言われますが、長めに見積もっても開始30秒までが勝負とされています。
開始30秒間で視聴者の心を掴むには、視聴者に動画を見続けたいと思わせる要素を最初に持ってくる必要があります。たとえばおもしろ動画であれば、出オチのような形でも構わないので、とにかく視聴者の注意を引いて開始30秒まで見続けさせることが肝心です。一旦視聴者が動画を見始めると、逆に途中で見るのをやめることにも抵抗が働くため、結果的に離脱を防止することができます。
サムネイルにこだわる
サムネイルはYouTube動画にとってとても重要な要素です。視聴者は、動画を見始める前にその動画を見るかどうかの判断をするわけですが、この判断はサムネイルとタイトルによってなされます。つまり、動画内容がいくら面白くてもサムネイルとタイトルが魅力的でなければ視聴者に見られることはないということです。
特にサムネイルは画像としての作り込み方次第で様々な表現方法が可能であり、視聴者を惹きつけるためにとても重要なものです。サムネイルに動画のオチや、ユニークな登場人物のキャッチコピーを載せて、オチまで見たいと思わせたり、面白い人の話を聞きたいと思わせたりするのがよくある手法です。
まとめ
YouTubeの活用方法と動画の作り方についてご理解いただけましたでしょうか。YouTubeは大きな動画プラットフォームであるためにファン層を取り込めれば大きいですが、競合勢力も多く、研究も盛んな競争率の激しい分野です。
もしも他のSNSにチャレンジしていないようであれば、まずは手のつけやすいTwitterなどから始めてみるのがおすすめです。