はじめに
本記事は株式会社ポムスタディが作成(監修)しています。
2020年創業のWEBコンサルティング会社。運用ウェブサイトの累計アクセスは計100万PV以上。運用支援SNSのフォロワーは計17万フォロワー以上。見られるウェブサイトづくり、人が集まるSNSづくりが得意な会社です。
※記事の内容には正確性を期すようにしておりますが、万が一事実と異なる掲載がございましたら、ご指摘ください。
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Facebookの特徴
(引用:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/)
・月間アクティブユーザー(国内):2600万人(2019年)
・月間アクティブ率:56%
・ユーザー層:30代〜60代の男女
・特性:実名登録制。SNSには珍しく、比較的高齢層にもユーザーが居る。予約投稿可能。
・広告:ターゲティング精度も高く、BtoB向け。大学名・学歴・専攻・収入といったセグメントでの出稿が可能。認知拡大・コンバージョン・検討の段階別で目的に応じた広告を出せる。広告予算や達成目標から逆算した広告設計が可能。
Facebookの使われ方
Facebookは実名登録制のSNSであり、近年は他のSNSにシェアを奪われつつあるやや古めのSNSです。ただし、依然として人生の節目である結婚や出産の報告などに利用されており、一般的には人生における比較的大きめな出来事を広く公開する場として機能しています。一方で、スタートアップ界隈ではFacebookに盛んに投稿する人も一定数おり、いわゆる「意識高い系」の投稿が多いとされています。
実名を公開していることから他のSNSのように匿名性を悪用したトラブルは少ないものの、メタ社(旧Facebook社)による広告のターゲッティングや、後述する「エッジランク」と呼ばれるアルゴリズムが倫理性などの問題を引き起こして敬遠された過去もあります。またSNSでは珍しい中〜高齢層との交流を図ることができるため、使い方によってはまだまだ有用性のあるSNSです。
Facebookで人気を得る仕組み
Facebookにはかつて「エッジランク」と呼ばるアルゴリズムがありました。エッジランクとは、ユーザーが最も好むであろうコンテンツを上位に表示させるための仕組みで、その計算式は外部に公開されていません。また、現在はこのエッジランクという言葉自体使われていません。しかし、Facebookの評価の本質にはエッジランクが現在でも大きく関わっているとされています。
エッジランクの計算式
エッジランクの計算式は公開されていないと先程述べましたが、数々の推定がなされており、おおよそこういったものであろうという予測はついています。
エッジランク=エンゲージメント回数×エンゲージメント種類×経過時間×滞在時間
あくまで推定にはなりますが、上記のような式を数値化して、上位に表示させるコンテンツを決定していると考えられます。エンゲージメント回数とは、ユーザーによる行動回数のことで、ユーザーがどの程度いいねを押したり、コメントを残したりしているかがカウントされます。エンゲージメント種類は、投稿に対してどのようなエンゲージメントをしたかを表します。例えば、行動ハードルの低い「いいね」よりも、行動ハードルの高い「シェア」や「コメント」のほうが高く評価されます。 経過時間は、投稿の真新しさを表し、より新しい投稿が上に表示されやすくなる仕組みです。滞在時間は、多くのユーザーが長く閲覧しているコンテンツを上位に表示させるようにする仕組みのことです。
まとめると、シェアやコメントが多く、情報が新しく、みんながよく見る投稿ほど上位に表示されやすいということです。
エッジランクを高めるには?
エッジランクを高める、つまりFacebookで投稿を上位に表示させるための取り組みは大きく「広告出稿」と「コンテンツ作成」の2つに分けることが出来ます。ここではそれぞれの対策について見ていきます。
広告出稿
まず広告出稿には、当然ながら自社の投稿を上位に表示させる効果があります。ただし、費用をかけて上位に表示をさせているに過ぎないので、投稿のクオリティが低かったり、興味がない人に表示されたりしていると、上位に表示されても見てもらうことはできません。
したがって、広告出稿時にはまず広告を表示する相手が自社の見込み客であるように対象を絞ります。またどのような情報を発信しているのかをわかりやすく明示します。
例えば、自社イベントの案内であれば、概要が簡潔にまとまったビジュアル作成に加えて、文面でもメリットや開催概要についてまとめるようにします。特に最初にユーザーの目に入るビジュアルとタイトルは念入りに推敲しましょう。
コンテンツ作成
コンテンツ作成によってエッジランクを高めるということは、Facebook内でSEO対策を行うことと言えます。
まずどこでも見れるようなコンテンツではなく、オリジナリティのあるものを作るようにすることが大切です。自社しか発信できないものは、他社に真似されにくいですし、ユーザーも真新しさから惹かれる可能性が高くなるからです。
質問やアンケート形式でユーザーのアクションを求めるように設計をするのも効果的です。ユーザーはコミュニケーションを取りたがっていますが、自分からコメントをしにいくのはハードルが高いと感じる方が多いものです。投稿の中でアクションを求めておくとハードルが下がり、ユーザー目線でアクションしやすくなります。
またアルバム投稿(複数枚の写真投稿)を行うと、写真のクリックを誘導することができ、エンゲージメント率が上がります。Facebookのタイムライン上では一部の画像しか見ることができないため、ユーザーに残りの見えていない写真を見たいと思わせ、アクションに移行させる効果があります。
最後にFacebookは予約投稿も可能なSNSですので、投稿はユーザーに届きやすい投稿時間を狙って配信するようにしましょう。例えば、朝晩の通勤時間帯や昼の休憩時などを狙って投稿することでいつもより反応が上がったというケースもあります。
まとめ
Facebookの特長について理解いただけましたでしょうか。Facebookはやり方次第では、自社イベントに参加者を集めたり、展示会にお客さんを集めたりする集客に利用可能です。サービスや対象を考えた上で、利用の是非について考えてみてください。